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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科42巻10号

1988年10月発行

手術手技

会陰式前立腺摘除術

著者: 岡田謙一郎1 鈴木裕志1

所属機関: 1福井医科大学・泌尿器科学

ページ範囲:P.865 - P.868

文献概要

 前立腺肥大症に対する被膜下摘出術は,TURの普及により施行されることが少なくなっている。しかもほとんどの症例で恥骨上式ないしは恥骨後式が行われるため,会陰式摘除術が施行される機会はきわめて少ない。
 しかしこの方法は,肥大症に対する最古の術式であるように,他の2法にくらべ何よりも前立腺に直達できるアプローチである。直視下での確実な止血,低侵襲で循環器系への負担も少ない。また,いわゆる開放生検に引き続いて直ちに手術に移行できるなど,種々の利点を持っている。以下,会陰式前立腺摘除術の要点につき解説するが,本法は故なく敬遠されている節もあり,いささかのお役にたてば幸いである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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