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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科42巻10号

1988年10月発行

症例

透析患者に見られた持続勃起症

著者: 塩沢寛明1 辻野進1 小柴健一郎1 伊藤貴章1 栃本真人1 清水弘文1

所属機関: 1東京医科大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.933 - P.935

文献概要

 10年来人工透析を受けていた33歳の男性が透析中突然に陰茎の勃起と疼痛を自覚し,それが持続するため翌日当科で受診した。持続勃起症の診断のもと,ウロキナーゼ点滴静注ヘパリン加生食による海綿体洗浄を施行,2日目より軽快,14日目には形態的に正常となった。6ヵ月後の現在,以前ほどではないが勃起し射精も可能である。透析後の持続勃起症としては本邦2例目であり,原因としてのヘパリンの関与に言及した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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