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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科42巻11号

1988年11月発行

講座 泌尿器手術に必要な局所解剖・5

Ⅰ.腎臓—D.自立神経系とリンパ管系

著者: 佐藤達夫1 出来尚史2

所属機関: 1東京医科歯科大学医学部解剖学第2講座 2化学療法研究所外科

ページ範囲:P.965 - P.972

文献概要

 腎動静脈はほぼ第1腰椎の高さに位置し,腹腔動脈と上腸間腸動脈の起始部に近接している。腹部臓器の大半の支配血管の根部が集まっているため,自律神経系もここに集中してくる。またこの高さは下半身のリンパ管系が集合して胸管を形成しようとするところに相当する。腎そのものにとって神経,リンパ管系はあまり大切でなくても,局所解剖的には両腎の間の領域はきわめて重要と言わざるを得ない。そこで今回は自律神経系とリンパ管系を検討しておくことにしたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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