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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科42巻11号

1988年11月発行

画像診断

糖尿病患者に合併した,繰り返す腎盂腎炎

著者: 矢崎恒忠1 雨宮裕1

所属機関: 1帝京大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.1028 - P.1031

文献概要

 患者 64歳,女性。
 主訴 繰り返す発熱。
 初診 1986年12月23日。
 既往歴 約15年前より糖尿病を指摘されている。
 現病歴 2〜3年前より年に3回程高熱を繰り返すようになった。今回も約1ヵ月半前に40℃代の高熱と意識障害をきたしたため,内科にて急性腎盂腎炎と診断され治療を受けていた。しかし,再発性かつ難治性のため1987年1月17日泌尿器科に転科となった。
 検査所見 血算にて赤血球337万/mm3,,白血球10700/mm3,,血沈95 mm/hr。血液化学検査にて腎機能に異常なし。空腹時血糖108mg/dl。尿検査では蛋白(−),糖(+++),尿沈渣では膿尿が認められた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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