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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科42巻12号

1988年12月発行

症例

生検にて診断した早期腎細胞癌

著者: 藤澤明彦1 平石攻治1 坂東義教2 棚上彰仁2

所属機関: 1高松市民病院泌尿器科 2高松市民病院放射線科

ページ範囲:P.1099 - P.1102

文献概要

 46歳,女性。乳癌術後の定期検査の際,偶然CTにて左腎腫瘤を指摘され,当科に紹介された。CT,エコーなどで腎腫瘍が疑われたが,確診は得られず,術中の生検にて腎細胞癌の診断を得たため,左腎摘除術を施行した。腎の微小病変の診断ば,種々の検査を施行しても困難な場合がある。腎腫瘍を否定しきれない場合には,生検がひとつの手段であるが,より安全に確実に行うためには,開腹手術によるエコーガイド下の生検が良いと思われた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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