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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科42巻12号

1988年12月発行

交見室

圧電方式による体外衝撃波を用いた尿管結石の治療を読んで,他

著者: 丸彰夫1

所属機関: 1仁楡会病院

ページ範囲:P.1124 - P.1125

文献概要

 42巻8号の酒本先生らの「圧電方式による体外衝撃波を用いた尿管結石の治療」を興味深く読ませて頂きました.
 私共も本年6月中旬の開院時より,同様の装置で尿路結行の治療をおこなっていますが,従来からいわれていたように,上,中部尿管結石の成績が思わしくなく苦慮致しておりました。現在,我々の施設では,体位は仰臥位として,衝撃波周波数は2.5〜5Hz,無麻酔で外来患者を主として治療をおこなっています。腎結石は数回の通院で排石することが多いのですが,最も症例の多い尿管結石は,術者が超音波による探査に不慣れで,焦点を正しく結石に当てることが難しく苦労致しております。1回の治療で排石をみた症例も3例あり,正しく焦点があえば尿管結石も十分に治療が可能であると思っていましたが,先生方の工夫,努力によるすばらしい成績を続ませて頂き,今後は我々も種々の工夫を加えて更によい結果を出したいと思います。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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