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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科42巻2号

1988年02月発行

文献概要

Urological letter

成人の精索捻転症の頻度とその診断法,他

著者:

所属機関:

ページ範囲:P.144 - P.144

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 筆者らはバージニア地方のTidewaterの300床の病院で働いているが,ここには幸いにスキャニングが24時間利用できる施設がある。これによって過去5年間に精索捻転と急性睾上体炎とを95%以上の有効率で鑑別できた。この成功率が良いことは文献にある通りで驚くべきことではなく,今までの文献の成績を裏づけただけで,特に言うほどのことではない。ただ筆者らの言いたいことは,20歳以上の患者の場合の鑑別に特に有効だということである。この年代の患者に精索捻転は稀だからである。
 筆者らは過去2年間に30歳,35歳,53歳と思春期以後の患者を3例見ている。これらの患者は何れも初めは他の医師によって睾上体炎と診断されていたものであるが,筆者らの所でスキャニングによって精索捻転であることがわかった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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