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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科42巻2号

1988年02月発行

症例

後腹膜腔に発育した粘液性嚢腫

著者: 伊藤貴章1 栃本真人1 清水弘文1 平田亨1 三木誠1 海老原善郎2

所属機関: 1東京医科大学泌尿器科学教室 2東京医科大学中検病理

ページ範囲:P.149 - P.151

文献概要

 74歳,男性。右下腹部腫瘤と右下肢の軽度運動障害を主訴として内科で受診し,エコー,CTなどで,後腹膜嚢腫を疑われたため当科に紹介された。手術を施行したところ,嚢腫は後腹膜を通じ虫垂と連結していたため,嚢腫とともに虫垂も切除した。内容物は淡黄色ゼリー状で720ml,954gであった。病理組織学的所見などから,虫垂部の重複腸管に発生し,後腹膜腔に発育した粘液性嚢腫と考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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