icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科42巻3号

1988年03月発行

特集 Endourologyの手技と問題点

経皮的腎内手術

著者: 藤沢真1 八竹直1

所属機関: 1旭川医科大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.227 - P.232

文献概要

はじめに
 経皮的内視鏡手術による腎尿管結石の治療(PNL)は短期間に急速な発展を遂げてきた。これに使用する種々の器材も徐々に改良され数多く市販されるようになり,治療成績の向上に役立っている。このような傾向の中で結石の治療だけでなく他の腎内疾患に対する経皮的手法の試みも行われるようになってきた。
 現在,結石治療以外に比較的よく行われていると考えられる経皮的腎内手術には次のようなものがある。その第一は,腎盂尿管移行部の狭窄に対する内視鏡的切開(endopyelotomy)に代表される種々の尿管狭窄の治療である。第二には,腎杯憩室や腎嚢胞に対して腎盂との交通を作り縮小させる治療法がある。第三には,腎盂尿管腫瘍に対して経皮的に診断あるいは治療を行うことが挙げられる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら