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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科42巻3号

1988年03月発行

症例

膵癌の精索転移

著者: 影山幸雄1 蔵尚樹1 稲田文衛1 根岸壮治1 古田桂二

所属機関: 1春日部市立病院泌尿器科

ページ範囲:P.273 - P.275

文献概要

 62歳男性。排尿痛,頻尿,右鼠径部痛,上腹部痛,両鼠径部腫瘤などを主訴として当科受診。初診時上腹部にも腫瘤を触知し,腹部エコーにて膵尾部に腫瘍が認められた。前立腺は軽度の肥大を示すのみであり酸性ホスファターゼも正常であった。鼠径部腫瘤は両側とも精索より発しており,腫瘤摘除を含めた高位除睾術を施行した。病理組織学的には精索腫瘤は中分化型の腺癌であり,膵尾部癌の両側精索転移と診断した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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