文献詳細
綜説
文献概要
1970年代後半より,経皮的腎結石摘出術1〜3)(percutaneous nephrolithotripsy or nephrolitho-tomy,PNL,PCN),硬性腎盂尿管鏡4〜7),体外衝撃波砕石術(extracorporeal shock wave lithotripsy,ESWL)8,9)が急速に普及し,上部尿路結石の手術療法はほとんど行われなくなった10,11)。泌尿器科領域だけではなく医学全体としても画期的な進歩である。しかし,このような画期的な諸器具にもそれぞれ欠点はある。これを補うべく,われわれは腎・尿管用ファイバースコープ(flexible nephro-ureteroscope)の開発を進めてきた12〜16)。以下に腎・尿管用ファイバースコープの現状と有用性について解説する。
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