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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科42巻4号

1988年04月発行

Urological Letter

環状切除をすべきか否か/前立腺根治手術のWalsh手技の改良

ページ範囲:P.326 - P.326

文献概要

 1987年10月1日付の本レターにDr.Mark Vogelがこの問題について書いているが,筆者はDr.Vogelの意見に賛成である。しかし,この問題を議論することは馬鹿げていると思う。これらのことをまともに,侃侃諤諤と議論しているとは世の中はなんと泰平であることか。筆者は第二次大戦の終わり頃,Brook陸軍病院で南アフリカからの帰還兵の治療をしていた時のことを思い出す。長い間の蛸壼生活での非衛生的環境で苦しんだ挙句,多くの兵士達が環状切除を希望してきたのであった。
 筆者は1987年に"環状切除"という題で,CaliforniaPediatricianという雑誌に書いた内容をここに紹介する。筆者は本手術を受けた人とこの手術を受けないままでいたいという大勢の人達のことを知る機会を得て,この問題に非常な興味を持つに至った。後になって,筆者の用いてきた方法はCelsusによって記載されたもので,ローマ時代に行われていた術式の変法であることを知った。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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