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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科42巻4号

1988年04月発行

文献概要

症例

経皮的生検により診断した腎盂白板症

著者: 仲田浄治郎1 増田富士男1 飯塚典男1 近藤泉1 五十嵐宏1 町田豊平1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.335 - P.337

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 57歳,女性。尿中浮遊物,左側腹部疝痛発作を繰り返すため受診。DIPでは左腎盂は不鮮明で,左逆行性腎盂撮影では腎盂に索状の皺襞像がみられた。腎盂腫瘍の併発の可能性も考えられ入院。経皮的腎瘻を作製し観察すると,内壁に白板がみられ摘除した。病理検査では腎盂白板症と診断された。悪性腫瘍との鑑別を要する症例では,経皮的生検術は患者への侵襲が少なく,容易に行いうる検査で意味あるものと思われた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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