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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科42巻4号

1988年04月発行

症例

陰嚢内硬化性脂肪肉芽腫

著者: 中田誠司1 海老原和典1 浦野悦郎1 石井敏直2

所属機関: 1国立高崎病院泌尿器科 2国立高崎病院皮膚科

ページ範囲:P.373 - P.375

文献概要

 37歳の男性が陰嚢内無痛性腫瘤を主訴に来院した。外傷,異物注入などの既往はなかった。腫瘤は全体としてY字型をしており,増大傾向にあったため入院して摘出術を施行したところ,病理組織にて硬化性脂肪肉芽腫の診断を得た。術後9日目に再発が見られたが,その後増大傾向がないため退院して外来にて経過観察中である。本症例は,外的誘因のない男性性器領域発生の硬化性脂肪肉芽腫として本邦16例目の報告と思われる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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