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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科42巻5号

1988年05月発行

文献概要

症例

感染を伴った副腎嚢腫

著者: 平沢潔1 友石純三1 簑和田滋2

所属機関: 1青梅市立総合病院泌尿器科 2東京大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.449 - P.452

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 45歳の糖尿病を有する女性。主訴は発熱,上腹部不快感。逆行性腎盂造影,CT等にて,左副腎嚢腫と診断。種々の抗生剤投与に抵抗する発熱を繰り返し,発熱は嚢腫の感染によるものと思われたため,嚢腫摘出術を施行。嚢腫は重さ1,300g,大きさ16×12×12cmで,比較的厚い被膜からなり,内容液は混濁した褐色の液だった。病理組織学的には,嚢腫壁は細胞浸潤を伴う肉芽形成が著明だった。術後,発熱はみられていない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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