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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科42巻6号

1988年06月発行

原著

新しいタイプの腎盂尿管操作用カテーテルの開発とその臨床応用

著者: 三木誠1 秋鹿唯男1 平田亨1 清水弘文1 栃本真人1 伊藤貴章1 塩沢寛明1 辻野進1 小柴健一郎1

所属機関: 1東京医科大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.505 - P.510

文献概要

 挿入が容易でいろいろな腎盂尿管操作に応用できる,新しいタイプのカテーテルを開発し,各種臨床例に使用した。このカテーテルはポリウレタン製で,9Frまたは12Fr,長さ45cmの洗浄孔つきカテーテルと,6Frまたは9Frのダイレータからなっている。経皮的腎切石術に際し尿管閉塞バルーンカテーテルに代えて,腎結石25例,尿管結石24例に使用し,腎盂の描出,砕石片の洗浄,結石のおし戻し(成功率54.2%)に尿管閉塞バルーンカテーテル以上に有用であった。また12Frのものを軟性尿管腎孟鏡のシースとして16例に使用し,良好な視野での観察ができた。上記以外の操作への応用についても言及した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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