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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科42巻7号

1988年07月発行

文献概要

Urological Letter

排尿しぶり症状についてひと言—(ペニスを振るより尿道をしごいたら)/進行期前立腺癌の治療法の見直し

著者:

所属機関:

ページ範囲:P.601 - P.601

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 臨泌42巻3号254頁に載った排尿のしぶり症状に関して,筆者もその主旨ではDr.Gerrieの意見は正しいというのにちゅうちょはしない。しかしすべての人が密室的雰囲気で尿意を催すわけではないので,しぶり症状の出る人については個々の人々について幼時からのしきたりを調べる必要がある。そしてまた軽度の露出症の者もいるし,膀胱頸部狭窄がなくても大衆の前でペニスを露出することにおくびょうな人々,すなわちその場の雰囲気で尿が止まってしまう人もいるのである。
 日常の診療で遭遇する所見のうち,教科書に書いてないことはたくさんあるものである。排尿した後,ペニスを鞭のように振るかわりに,尿道を会陰部から亀頭に向かって絞り出すことの方が,最後の一滴まで放出し,パンツを濡らさないでティッシュペーパーで拭く方がはるかに効果的である。しかしこんなことを書いたものを見た人がいるだろうか。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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