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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科42巻7号

1988年07月発行

症例

卵巣静脈血栓症による右水腎水尿管症

著者: 武田正之1 武田正雄2 片山靖士2 田村隆美2 外川八州雄3 富所隆4

所属機関: 1新潟大学医学部泌尿器科学教室 2厚生連長岡中央綜合病院泌尿器科 3外川泌尿器科医院 4厚生連長岡中央綜合病院内科

ページ範囲:P.641 - P.643

文献概要

 53歳の主婦が右側腹部痛を主訴として来院。血尿,右水腎症を認め,逆行性腎盂尿管造影で右総腸骨血管との交叉部付近での狭窄を認めた。手術所見で右尿管は拡張した右卵巣血管により圧迫され癒着していた。尿管剥離術と卵巣血管の一部切除を行った。組織学的には右尿管壁は正常で,右卵巣静脈は拡張し器質化した血栓で充満していた。術後1年半のDIPは正常所見であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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