文献詳細
原著
文献概要
1987年12月より圧電方式体外衝撃波砕石機を用いて尿管結石の治療を施行し,良好な結果を得たので報告する。対象は,上部から中部尿管結石の患者12名(17結石)であった。上部から中部尿管結石の治療の際,患側を下にした側臥位から背側に20°から45°傾けた体位で治療ベッドに寝かせた。結石の平均サイズは12.9×7.2mmであった。17個の結石中16個(94%)を完全破砕し,治療後1か月の時点で17個の結石中14個(82%)に完全排出を認めた。この体位は従来の仰臥位での治療に比して優れていることが確認できた。
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