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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科42巻8号

1988年08月発行

文献概要

症例

偽性バーター症候群に発生した両側腎結石

著者: 大森章男1 松岡弘文1 江本純1 佐々木悠2

所属機関: 1福岡大学医学部泌尿器科学教室 2福岡大学医学部第一内科学教室

ページ範囲:P.711 - P.714

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 37歳,女性。神経性食思不振症と下剤の長期濫用に起因する偽性バーター症候群患者で,両側腎結石を発生した。結石は両側とも経皮的腎結石砕石術で除去したが,結石成分は炭酸カルシウムであった。本症例における結石形成は,持続するアルカリ尿と体液量減少による尿量減少が主因と考えられた。本症候群における尿路結石形成機序について考察を加えた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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