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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科42巻8号

1988年08月発行

症例

経皮的腎切石術,経皮的腎瘻術後の偽性動脈瘤の2例

著者: 中村敏之1 中井克幸1 加藤宣雄1 篠崎忠利2 栗原潤3 山中英寿3

所属機関: 1館林厚生病院泌尿器科 2上毛泌尿器科病院 3群馬大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.715 - P.718

文献概要

 経皮的腎切石術,経皮的腎瘻術後の後出血を2例経験した。いずれの症例も腎動脈血管造影上,偽性動脈瘤を認め,1例は保存的治療法で,1例は塞栓術を施行して止血した。後出血の症例には腎動脈血管造影が診断に有用であり,保存的に止血困難な症例には塞栓術が有効である。後出血を避けるためには,腎血管系と腎孟腎杯系の解剖に熟知し,腎瘻造設時に穿刺経過を十分に注意して選択することが必要と考える。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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