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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科42巻9号

1988年09月発行

講座 泌尿器手術に必要な局所解剖・3

Ⅰ.腎臓—C.血管(1)

著者: 佐藤達夫1

所属機関: 1東京医科歯科大学医学部解剖学第2講座

ページ範囲:P.781 - P.786

文献概要

 腎は大きさに不相応の太い血管を持っている。極端な見方をすれば,腎は大動静脈の付属器官と考えることもできよう。これは腎の機能からして当然のことであるし,さらに腎の場合,腎動脈が肺における気管支動脈や肝における肝動脈のような栄養血管も兼ね備えているのである。今回は腎の局所解剖で最重要の血管,とくに動脈の総論的事項について記述しておく。変異と腎内分布ならびに静脈については次回に譲ることにしたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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