icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科42巻9号

1988年09月発行

症例

異所性副腎皮質を伴ったRubinstein-Taybi症候群の1例

著者: 西野昭夫1 平田昭夫1 中嶋和喜1 大川光央1 久住治男1 川島ひろ子2

所属機関: 1金沢大学医学部泌尿器科学教室 2愛育児童病院

ページ範囲:P.803 - P.806

文献概要

 5歳11ヵ月,男児。主訴は両側陰嚢内容の欠如。現症にて幅広い第1指趾,特有の顔貌,精神発達遅延,発育遅延などの所見よりRubinstein-Taybi症候群と診断。両側陰嚢内容欠如あり両側停留睾丸を疑って手術を施行。両側睾丸とも腹腔内,総腸骨動脈上方に存在し,やむなく睾丸を摘除した。摘除された右睾丸上方に黄色の副腎様組織が偶然見つかり,組織学的に大部分束状帯の細胞よりなる副腎皮質と確認された。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら