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文献抄録
文献概要
膀胱移行上皮癌の治療で最も効果的な方法は,膀胱摘出と後腹膜のリンパ節郭清であるが,その治癒率は約50%にすぎない。著者らは膀胱摘出後に化学療法として,Cyclophos-phamide(cylo.),Doxorubicin(doxo.)とCisplatin(cis.)の三者併用の化学療法(CISCA法)を行った成績について報告している。
著者らは1981年3月から1984年12月までに247例の膀胱摘出術を施行して,その組織所見から移行上皮癌と診断された症例を主対象として治療の予後について検討した。CISCA法の適応とした症例は,摘出膀胱,リンパ節の病理学的所見,近接臓器組織(腟・前立腺)の浸潤度を参考にlow risk,high riskに分け,また腎・心機能が正常である症例とした。
著者らは1981年3月から1984年12月までに247例の膀胱摘出術を施行して,その組織所見から移行上皮癌と診断された症例を主対象として治療の予後について検討した。CISCA法の適応とした症例は,摘出膀胱,リンパ節の病理学的所見,近接臓器組織(腟・前立腺)の浸潤度を参考にlow risk,high riskに分け,また腎・心機能が正常である症例とした。
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