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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科43巻1号

1989年01月発行

症例

塞栓術で長期生存している自然破裂腎細胞癌

著者: 丸山邦夫1 広本泰之1 宮本憲治1 内藤善文1 甲斐祥生2

所属機関: 1東京都立広尾病院泌尿器科 2昭和大学藤が丘病院泌尿器科

ページ範囲:P.63 - P.66

文献概要

 59歳,女性。主訴は右側腹部痛と血尿。右腎腫瘍の自然破裂と診断し,腎摘出術を試みたが,被膜下に巨大血腫を形成し周囲との癒着強固なため摘出不能で,生検および血腫の除去のみ行った。組織学的には腎細胞癌明細胞型であった。1ヵ月後主要動脈起始部にて金属コイルによる永久的動脈塞栓術を行った。その後腫瘍は縮小し,約9年を経た現在経過良好である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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