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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科43巻1号

1989年01月発行

文献概要

症例

管閉塞小腸膀胱瘻をきたした悪性リンパ腫

著者: 田所茂1 重松有2 松田宏一3 馬場正三3

所属機関: 1浜松北病院泌尿器科 2浜松北病院外科 3浜松医科大学第2外科

ページ範囲:P.67 - P.70

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 81,男性。回盲部悪性リンパ腫で回盲部切除施行され,約1ヵ月後に右腰痛,発熱が出現。精査の結果,膀胱後部の腫瘍による右下部尿管閉塞,水腎症と診断した。VEPA(Vincristine, Cyclophosphamide, Prednisolone, Adriamycin)療法を行い腫瘍は著明に縮小したが,術後約6ヵ月に小腸膀胱瘻となり,糞尿,発熱を認めるようになったため,小腸切除,膀胱部分切除をおこなった。その後,後腹膜リンパ節に再発し,発症から約8カ月で死亡した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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