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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科43巻1号

1989年01月発行

文献概要

症例

急性腹症で発症した悪性褐色細胞腫

著者: 関根昭一1 桜井叢人1 吉岡一典1 阿部僚一2 武田正之2 吉水敦3

所属機関: 1新潟県立吉田病院泌尿器科 2新潟県立吉田病院外科 3新潟大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.77 - P.80

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 43歳,女性。急性腹症と思わせる左側腹部痛と左季肋部腫瘤で受診。CT,腹部大動脈および左腎動脈撮影にて左腎上内方に巨大な腫瘍が示され,内分泌学的に血清,尿ノルアドレナリンのみが増量していた。左腎を含めて2.1kgの腫瘍を摘出し,褐色細胞腫の組織診断を得たが,1年3カ月後に局所再発と肺,肝,膣転移を起こして死亡した.発見の契機,腟転移という点で,典型的ではなかった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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