icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科43巻1号

1989年01月発行

教室だより

愛媛大学泌尿器科学教室

著者: 岩田英信

ページ範囲:P.85 - P.85

文献概要

 愛媛大学医学部は1973年9月に設置され,泌尿器科学教室は1976年4月に竹内正文教授を含め3名の教官で誕生した。医学部ならびに附属病院は松山市の東約10キロ,伊予鉄道横河原線の終点,道後平野も奥まった国道11号線沿いにある。1976年10月の附属病院開院当初,愛媛県には泌尿器科医の数が少なく,泌尿器科治療を必要とする患者が数多くあり,県外から集まった12名のスタッフで一般泌尿器科疾患に対する手術治療を精力的に行ってきた。1979年からの第一期生の入局以来当科のスタッフも徐々に充実し,関連病院の整備拡充を進めるとともに尿路悪性腫瘍の臨床と研究のため大阪府立成人病セソターへ,腎移植の臨床と移植免疫の研究のため兵庫県立西宮病院へ本学卒業生を派遣し,県民のニーズに応えうる医療を目指した。こうしてスタッフが整備された1982年より,一般泌尿器科治療を優先する必要性から見送っていた腎移植を開始した。1987年4月には愛媛県腎移植センター,1988年5月には愛媛腎臓バソクがそれぞれ設立され,死体腎移値を進める環境もやっと整備されてきた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら