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ESWLは1982年に西ドイツで実用化されて1)以来,急速な勢いで全世界に広まった。わが国では1985年にドルニエ型のESWLが導入されて2)以来,各種の装置を含めすでに150台以上の破砕装置が稼働している。また,導入当時自費診療であったため患者にとっては高価な治療費を要したが,1988年には健康保健の適応を受け,治療の扉が開けたこともあり急速な普及がみられている。このような普及に伴い,ESWL治療における適応や医療経済性などの問題がより深く論じられるようになってきた。このような状況下で,著者が経験したESWL(EDAP LT-01)を中心に種々の問題点,とくにその副作用を中心として述べる。
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