icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科43巻10号

1989年10月発行

手術手技 外来小手術

経皮的腎瘻術

著者: 西村泰司1

所属機関: 1日本医科大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.871 - P.878

文献概要

 外来小手術として経皮的腎瘻術を扱うと,ほとんどの読者は「そんなバカな」と思われることであろう。つまり経皮的腎切石術,悪性腫瘍の浸潤による尿路の通過障害,さらに腎盂形成術後の水腎症などにおける経皮的腎瘻術は通常入院にて施行するからである。ただ著者はWickhamら1)の報告に習って入院日数を最小限にすべく,経皮的腎切石術に先立って外来で腎瘻を造設した経験があり,腎瘻造設後その患者は首都圏のラッシュにもめげず通勤し,特に問題はなかった。以上の事実からも外来における本手術が可能ではあるので,実際に外来で施行できる方法を述べてみたい。またテーマから多少外れるが,腎瘻カテーテルが自然抜去され1日近くして患者が来院し,カテーテルの再挿入に苦労する症例が多々あると思われるので,その際の対処法をも付記する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら