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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科43巻10号

1989年10月発行

原著

腎鋳型結石の体外衝撃波砕石術単独療法

著者: 金田芳孝1 甲斐明1

所属機関: 1厚南セントヒル病院泌尿器科

ページ範囲:P.887 - P.890

文献概要

 X線上の長径3cm以上の腎鋳型結石に対する体外衝撃波砕石術(ESWL)単独分割療法を検討した。ESWLは尿管ステント留置後に,LithostarRを使用し,計画分割療法(衝撃波数制限:最大6000発/治療機会,治療機会制限:1治療機会/2〜4週間)とした。31症例33結石のうち,ESWL開始3ヵ月後で完全排石17(17/33=51.5%),小残石(4 mm以下)のみ7(7/33=21.2%)であった。残り9結行中8結行は,ESWL開始後5〜10カ月で小残石のみとなり,結局32結石(32/33=97.0%)で完全排石あるいは小残石のみの著効が得られた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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