文献詳細
原著
文献概要
X線上の長径3cm以上の腎鋳型結石に対する体外衝撃波砕石術(ESWL)単独分割療法を検討した。ESWLは尿管ステント留置後に,LithostarRを使用し,計画分割療法(衝撃波数制限:最大6000発/治療機会,治療機会制限:1治療機会/2〜4週間)とした。31症例33結石のうち,ESWL開始3ヵ月後で完全排石17(17/33=51.5%),小残石(4 mm以下)のみ7(7/33=21.2%)であった。残り9結行中8結行は,ESWL開始後5〜10カ月で小残石のみとなり,結局32結石(32/33=97.0%)で完全排石あるいは小残石のみの著効が得られた。
掲載誌情報