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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科43巻10号

1989年10月発行

文献概要

原著

小さい腎癌の超音波像と組織像

著者: 水関清1 鈴木俊2 近藤俊文2 大岡啓二3 万波誠3 栗原憲二4

所属機関: 1宇和島市国民健康保険九島診療所 2市立字和島病院内科 3市立字和島病院泌尿器科 4市立字和島病院病理

ページ範囲:P.891 - P.895

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 摘出標本にて腫瘍の最大径が30mmまでの無症候性腎癌6例について,病理組織所見と超音波像とを比較検討した。その結果,超音波的浸潤度と病理組織学的進展度との間には良好な相関が認められた。また超音波像とある程度相関する病理所見として,腫瘍の被膜と隔壁の形成程度,および腫瘍組織内に占める間質成分の割合が挙げられた。一方,腫瘍細胞の異型度や胞体の染色性などの細胞レベルの病理所見と腫瘍の超音波像との間には,一定の相関を見いだせなかった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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