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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科43巻10号

1989年10月発行

症例

腹部大動脈瘤による両側尿管閉塞症の2例

著者: 河合弘二1 杉本雅幸1 柳沢良三1 東海林文夫1 横山正夫1

所属機関: 1虎の門病院泌尿器科

ページ範囲:P.899 - P.902

文献概要

 腹部大動脈瘤による尿管閉塞症の2例を経験した。CTで腰椎下部に大動脈瘤周囲にリング状に造影される線維化組織を認め,両側尿管は同部で閉塞していた。保存的治療としてダブルJ尿管ステントを留置し,症例1(75歳,女性)では2年10ヵ月良好な腎機能を維持している。症例2(60歳,男性)では2ヵ月後腎機能は改善しなかった。本症の治療における尿管ステント留置の有用性について考察を加えた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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