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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科43巻10号

1989年10月発行

症例

尿管閉塞を契機に診断された悪性リンパ腫

著者: 林祐太郎1 寺尾暎治1 山崎巌1 花木英和2

所属機関: 1名古屋市立東市民病院泌尿器科 2名古屋市立東市民病院内科

ページ範囲:P.903 - P.906

文献概要

 68歳,女性。主訴は下肢の浮腫,無尿。腹部超音波検査にて水腎を認めたため,腎後性腎不全と考え,エコーガイド下に経皮的腎瘻術を施行した。CT,リンバ系撮影,リンパ節生検などにより,無尿の原因は後腹膜腔の悪性リンパ腫の圧迫による両側尿管閉塞と考えられた。腎機能改善後に施行した化学療法によって尿管閉塞は解除され,15ヵ月が経過した現在,再閉塞の兆候はない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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