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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科43巻11号

1989年11月発行

症例

睾丸原発の横紋筋肉腫

著者: 座間秀一1 長尾孝—2

所属機関: 1国保成東病院泌尿器科 2帝京大学市原病院病理部

ページ範囲:P.993 - P.995

文献概要

 64歳,男性。左陰嚢部の無痛性腫大で来院した。左睾丸腫瘍の診断で,左高位除睾術を施行した。病理組織学的には,睾丸原発の横紋筋肉腫であった。術後の検査で転移はなく,後療法として化学療法をすすめたが,家族の希望で施行せず,高位除睾術のみで退院とした。術後3カ月の現在,再発,転移なく,外来で経過観察中である。睾丸原発の横紋筋肉腫は極めて稀な疾患で,本邦4例目と思われる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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