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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科43巻12号

1989年12月発行

綜説

成分輸血

著者: 小松文夫1

所属機関: 1東京医科歯科大学輸血部

ページ範囲:P.1023 - P.1032

文献概要

 1975(昭和50)年を境として,わが国にも成分輸血の概念が広まった。そしてその後の輸血は一般に成分輸血が行われるべきとされるようになり,現在は成分輸血の時代である。成分輸血とは,全血を赤血球,白血球,血小板あるいは血漿に分け,そのうち患者が必要とする成分のみを輸注する輸血療法である。成分輸血は患者の治療にあたって輸血の効果を高め,また,有限である血液製剤を有効に利用するために非常に重要である。
 ここでは成分輸血の現状と問題点を明らかにしながら,成分輸血の実際について述べることにする。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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