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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科43巻12号

1989年12月発行

文献概要

症例

睾丸固定術後の索状物による精索絞扼

著者: 中川龍男1 竹崎徹1 市川碩夫1

所属機関: 1山梨県立中央病院泌尿器科

ページ範囲:P.1082 - P.1084

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 19歳,男性。左睾丸部痛を主訴に来院,4年前に右睾丸捻転症にて右睾丸固定術を施行。このとき,同時に左睾直丸固定も実施した。左睾丸捻転症の疑いにて,緊急手術を施行。手術の結果,鞘膜内で睾丸白膜から鞘膜に延びている線維性索状物が,精索を絞扼していることが判明した。原因として4年前の左睾丸固定のさいに使用した絹糸が刺激となって,線維性索状物が形成された可能性が考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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