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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科43巻2号

1989年02月発行

手術手技 外来小手術

皮膚切開と縫合法

著者: 白土基次1 波利井清紀1

所属機関: 1東京大学医学部形成外科学教室

ページ範囲:P.107 - P.110

文献概要

 いうまでもなく,皮膚の切開と縫合は基本的外科手技であるが,きれいな創痕を得ようとすれば,なかなか難しい手技でもある。良好な創痕を得るためには,正しい皮膚切開をおく,丁寧に止血する,死腔なく縫合する等の一般的切開縫合の要点に加えて,以下の点を念頭におく必要があると思われる。
 1)繊細な器具を用い愛護的な手術を行う。
 2)縫合糸は組織反応の少ないものを用いる。無傷針付ナイロン糸(atraumaticナイロン糸)がよい。
 3)真皮縫合を行い(後記),これに使用した糸は結び目近く切る。
 4)抜糸は早めに行い,アフターケアを怠らない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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