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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科43巻2号

1989年02月発行

原著

精母細胞性セミノーマの3症例

著者: 加藤弘之1 藍沢茂雄1 堀真佐男1 鎮目正美1 池本庸2 町田豊平2

所属機関: 1東京慈恵会医科大学病理学教室 2東京慈恵会医科大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.125 - P.129

文献概要

 精母細胞性セミノーマ3例につき臨床病理学的検索を行ったので,文献的考察を加えて報告する。この胚細胞腫瘍は転移をきたすことなく通常予後良好であるが,核分裂像が多く,睾丸網・副睾丸に浸潤性発育をみる。しかし精索浸潤なく,治療は高位除睾術のみで十分と思われる。すべて正常下降睾丸からの発生であり精子形成過程を模倣しているようで,定型的セミノーマより分化度の高い腫瘍である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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