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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科43巻2号

1989年02月発行

症例

CA 19-9が異常高値を示した尿管腫瘍

著者: 中田誠司1 黒川公平1 海老原和典1 浦野悦郎1 山中英寿2 鈴木慶二3

所属機関: 1国立高崎病院泌尿器科 2群馬大学医学部泌尿器科学教室 3群馬大学医療技術短期大学部病理

ページ範囲:P.147 - P.150

文献概要

 79歳の男性が左上腹部腫瘤,肉限的血尿を主訴に来院した。入院後の血液検査でCA19-9が1970U/mlと異常高値を示した。諸検査にて腫瘤は左尿管腫瘍による巨大水腎症であることが判明した。左一側尿路全摘術を施行したが,その後CA 19-9は順調に下降し,術後9週で正常域に回復した。腫瘍部こおけるCA 19-9の免疫染色(ABC法)でもCA 19-9陽性を示す細胞がみられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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