icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科43巻2号

1989年02月発行

症例

空腸導管症候群

著者: 平塚義治1 箕田薫2 椎教次2 久志本俊郎2

所属機関: 1福岡大学医学部泌尿器科学教室 2田川市立病院泌尿器科

ページ範囲:P.165 - P.167

文献概要

 62歳,女性。止血困難な放射線膀胱炎による膀胱出血に対し尿路変更術を行ったが,回腸が使用できないため空腸導管術を施行したところ,術後空腸導管症候群を発生した。本症候群は空腸における吸収,分泌が他の腸管に比し特異な態度をとるために発生する電解質異常で,病態生理にもとづいて適切に対応すれば比較的容易に管理できるが,尿路変更法に空腸を用いるときには慎重に対処することが必要である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら