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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科43巻3号

1989年03月発行

画像診断

膀胱後方腫瘍を疑われた回腸平滑筋肉腫

著者: 大井好忠1 北川敏博 川原元司

所属機関: 1鹿児島大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.266 - P.268

文献概要

 患者 71歳,男性。
 主訴 頻尿,下腹部不快感。
 初診 1988年7月15日。
 既往歴 1984年外痔核手術
 家族歴 特記することはない。
 現病歴 数年にわたって下腹部圧迫感ならびに不快感があり,時に便秘していた。最近,頻尿,とくに夜間頻尿を自覚し某医を受診し,下腹部腫瘤を指摘され来院した。前医の注腸透視の結果,直腸・S状結腸が圧排されていた。精査,治療のために入院した。
 検査所見 血液一般正常。血液生化学検査はLDH 510W-Uを除いては異常なく,血中腫瘍マーカー正常範囲内。尿細胞診クラスⅡ。尿所見正常。尿路単純撮影,IVPで腎・尿管には異常を認めない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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