icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科43巻4号

1989年04月発行

講座 泌尿器手術に必要な局所解剖・10

内腸骨動脈

著者: 佐藤達夫1

所属機関: 1東京医科歯科大学医学部解剖学第2講座

ページ範囲:P.301 - P.309

文献概要

 骨盤内臓の局所解剖を考える前提の1つとして,さきに骨盤底筋,すなわち骨盤隔膜と尿生殖隔膜について構成と神経支配を中心として解説を加えた(本誌43(1):25-34,1989)。ところで種々の臓器はそれ自身として独立して存在しうるわけではない。相互の連絡はもちろんのこととして,血管神経で繋ぎとめられている。したがって血管神経,とくに動脈の概要を頭に入れておかなければなるまい。腹大動脈から直接出る卵巣動脈や下腸間膜動脈から起こる上直腸動脈を別にすると,骨盤臓器の大半の動脈は内腸骨動脈の分枝に属する。そこで今回は内腸骨動脈とはどんな動脈かということを考えておくことにしたい。もちろん,こまかな枝分かれや分布は各臓器でとりあつかうことにする。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら