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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科43巻4号

1989年04月発行

症例

精索転移で発見された膵癌

著者: 鶴田崇1 米山威久1 三沢一道1

所属機関: 1国立松本病院泌尿器科

ページ範囲:P.343 - P.345

文献概要

 78歳,男性が無痛性右鼠径部腫瘤を主訴に来院した。腫瘤は鼠径管内にあり精管と連続していた。摘出標本は15×20×60mmの円筒状の充実性腫瘍で,割面は白色で粘液も少しみられた。病理組織では,粘液産生性腺癌が精管周囲にみられ精管筋層にも一部浸潤していた。癌胎児性抗原26ng/ml,CA19-9 7700U/mlとそれぞれ著明高値。CT,超音波,消化管造影等の検査の結果,腹腔播種を伴う膵尾部癌と診断した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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