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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科43巻4号

1989年04月発行

症例

高血圧症を伴わない悪性褐色細胞腫

著者: 中内憲二1 木戸晃1 師富邦夫2 市川公穂3 三谷比呂志4

所属機関: 1国立西埼玉中央病院泌尿器科 2国立西埼玉中央病院内科 3国立西埼玉中央病院病理科 4東京慈恵会医科大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.353 - P.355

文献概要

 36歳,女性。主訴は左側腹部痛。1986年9月2日,左副腎腫瘍(ホルモン非活性型)の診断のもとに左副腎摘出術を施行した。摘出物は病理組織学的に悪性褐色細胞腫であった。1987年4月頃より腰椎の転移が認められたために放射線治療,化学療法を施行。1988年2月現在,厳重に経過を観察中である。悪性褐色細胞腫の中でカテコールアミン産生が無く,血圧上昇を伴わない症例は,本邦報告例では自験例を含め5例目であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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