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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科43巻5号

1989年05月発行

症例

停留睾丸捻転により発見されたセミノーマの1例

著者: 林俊秀1 那須保友1 荒巻謙二1 城仙泰一郎1

所属機関: 1社会保険広島市民病院泌尿器科

ページ範囲:P.435 - P.437

文献概要

 24歳,男性。主訴は左鼠径部腫脹と疼痛。1987年5月14日突然左鼠径部痛出現,翌日当科受診。触診にて左鼠径部に超鶏卵大の圧痛を伴う腫瘤を触知。超音波検査にて充実性の腫瘤を認めた。鼠径部停留睾丸腫瘍の捻転の疑いにて,5月25日手術を施行。睾丸固有鞘膜内に反時計回りに270度回転した睾丸腫瘍を認めた。組織型はセミノーマで,T1N0M0,stage Ⅰと診断した。停留睾丸捻転症の睾丸腫瘍合併例は本邦文献上6例目になる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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