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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科43巻5号

1989年05月発行

症例

精索神経線維腫

著者: 田近栄司1 中村武夫1 三輪淳夫2

所属機関: 1富山県立中央病院泌尿器科 2富山県立中央病院臨床病理科

ページ範囲:P.439 - P.441

文献概要

 43歳,男性。右鼠径部腫瘤を主訴に来科した。腫瘍マーカーを含む入院時検査成績は正常であった。CTにて腫瘤は睾丸様の低濃度域として描出された。精管が剥離できなかったため,高位除睾術を行った。腫瘍は3×2×2cmで,病理組織学的には神経線維腫であった。ほかにはレクリングハウゼン病に見られる所見はなかった。本例は,本邦第1例目の精索神経線維腫と思われる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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