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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科43巻6号

1989年06月発行

小さな工夫

陰茎部分切断術後の排尿補助器具の試作

著者: 清水俊寛1 佐藤仁1

所属機関: 1群馬県立がんセンター東毛病院

ページ範囲:P.502 - P.502

文献概要

 陰茎部分切断術後の排尿は,陰茎がある程度の長さが残されている場合は立位での排尿が可能なことが多い。しかし尿線分裂のある場合,あるいは残存陰茎が短い場合は,特にズボン着用時に立位での排尿は困難なことが多く,患者によっては大きなストレスとなる。
 そこで,このような患者用に立位での排尿を補助する器具を試作した。この器具は図のごとく,ディスポーザブル50mlの浣腸器を先より約6cm残して切断し,断端を滑らかに磨いた後に熱を加え径を拡げゴムを張り,さらに先端には約4cmのシリコンチューブを付けたものである。図のような大きさなので携帯に適している。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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