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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科43巻6号

1989年06月発行

症例

後腹膜黄色肉芽腫の1例

著者: 棚瀬嘉宏1 岩井省三1 川喜多順二1 高野登2 田中勲3

所属機関: 1和泉市立病院泌尿器科 2和泉市立病院産婦人科 3和泉市立病院病理科

ページ範囲:P.503 - P.505

文献概要

 65歳,女性。下腹部不快感および頻尿を主訴として来院し,膀胱腫瘍の疑いで入院。エコー下および試験開腹による腫瘤の生検を施行し,後腹膜より発生した黄色肉芽腫と診断した。臨床経過により炎症の性格が強いと判断し保存的治療を行った。後腹膜黄色肉芽腫は極めて稀な疾患で,原因および本態は不明であるが,悪性の経過をとることもあり経過観察する場合,十分考慮する必要がある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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