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手術手技 外来小手術
文献概要
尿道狭窄に対する諸種の治療法は,泌尿器科医にとって最も頻度の高い外来処置の一つである。尿道狭窄に対する治療法を大別すると次のごときものがある。すなわち,①ブジー療法および誘導ブジー法(Le Fort氏操作)を含む尿道拡張術(urethral dilatation),②Maisonneuve切開刀やOtis切開刀を用いた尿道切開術および内視鏡的直視下尿道切開術(optical urethrotomy)を含む内尿道切開術(internal urethrotomy),③Pull-through法など皮膚に切開を加えるすべての尿道形成術を含む外尿道口切開術,④外尿道口狭窄に対する外尿道口切開術などである。これら各種の治療法は,狭窄の程度,病態,原因などにより選択されて用いられるが,外来小手術として施行可能なものは前述の①,④および②の一部であると考え,これらの方法について図示する。
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